
深刻な少子化は現代社会の大きな課題です。国の調査では、男性の家事・育児時間が長い家庭ほど、第2子以降が生まれる割合が高いことが明らかになっています。こうした背景から、宮崎県は男性が当たり前に育児へ参加できる環境づくりを後押ししています。その取り組みの一つが、県内の中小企業などを対象に2024年度から始まった「男性育児休業取得奨励金」制度です。24年度は42社、25年度は63社が制度を利用。男性の育児参加の輪が着実に広がっています。育休を取得したパパに話を聞きました。
M&F tecnica (宮崎市)

育児の分担 大切さ痛感

最先端技術を駆使した建築分野の設計・施工図面を手がける宮崎市の「M&F tecnica」(20人)に勤務する石岡大樹さん(43)は、長男青樹(はるき)ちゃん誕生後の25年1月、約4週間の育休を取りました。「私も妻も北海道出身。頼れる親族が身近にいないので、育休は不可欠でした」と説明します。
育休中はおむつ替えや授乳、沐浴などに奮闘。「思った以上に大変で、育児を分担する大切さを痛感しました」と振り返ります。
伊藤貴光専務は「今後も社員が安心して育休を取れるよう、サポート体制を充実していきたいです」と語ります。
川上土木 (宮崎市)

夫婦の信頼 関係深まる

道路・河川の公共工事などを行う宮崎市の「川上土木」(17人)で働く井上航さん(29)は、長女侑希(うみ)ちゃんが誕生した25年6月に、約4週間の育休を取得しました。「妻のつわりがひどいことを目の当たりにして、出産後は自分が力になりたいと思いました」と話します。
育休中は7歳の長男、2歳の次男の世話と並行して、侑希ちゃんの育児に奔走。「およそ1カ月を通じて、夫婦の信頼関係が深まったと感じました。後輩にも育休の取得を勧めたいです」と笑顔を見せます。
川上哲代表は「育休への理解を従業員に促し、互いに支え合える組織づくりを進めていきます」と話しています。
男性従業員が通算4週間以上の育休を取得した中小企業等に対し、1社当たり最大100万円を支給する制度
【4つの奨励金】 ※いずれか1つだけでも申請可能
①育児休業取得者手当奨励金
育休取得者に会社独自の手当を支給した場合(上限5万円/4週間当たり)
②育児休業取得者企業奨励金
男性従業員が育休を取得した場合(25万円/年度1回限り・定額)
③代替人員確保奨励金
育休中の代わりとして新たな従業員を雇用した場合(20万円/1人当たり・定額)
④応援職員手当奨励金
同じ部署でカバーする同僚に手当を支給した場合(上限20万円/1人当たり)
【対象となる企業】 ※すべて満たすこと
•県内に本社または事業所がある中小企業等
•県が指定する子育て応援・働きやすさ等の運動
(「ひなたの出逢い・子育て応援運動」など)の登録・認証を受けていること
•就業規則等に育児休業制度を設けていること
詳細は県のホームページをご覧ください。
問い合わせ先 県こども政策課 ☎︎0985-44-2835


高鍋町
県農業科学公園ルピナスパーク/安全設計の遊具そろう
県立農業大学校に隣接する公園です。ターザンロープやローラースライダーが一体化した大型遊具、ブランコなどがそろい、一日中楽しめます。4~9月にはウォーターランドがオープンし、毎年子どもたちに人気です。また食の生産について学べる農業科学館、そば打ちや米粉ピザ作り(要予約)などができるふれあい体験館もあります。
【場所】高鍋町持田5732 MAP

宮崎市
天神山公園/ドングリ型の大型遊具
宮崎天満宮に隣接する高台の公園で、展望台からは市内を一望できます。広い園内に整備された遊歩道沿いには桜やアジサイなど四季折々の花が咲き、秋にはドングリ拾いも楽しめます。ドングリをモチーフにした大型遊具やブランコ、砂場があるほか、山の斜面に沿って設置された長さ約15㍍のロング滑り台は圧巻です。
【場所】宮崎市大坪東1丁目14 MAP
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