エコニコみやざき

新富町の農場で稼働しているメタン発酵施設 (バイオガスプラント)

家畜ふん尿有効に活用

 家畜の排せつ物をエネルギーとして活用する「畜産バイオマス発電」は、地域資源を生かす取り組みの一つです。発電の仕方は複数ありますが、宮崎県内の大規模酪農家で導入されているのが、牛のふん尿を活用する方法です。発電の過程で生じる消化液などの副産物も有効利用でき、持続可能な取り組みとして注目を集めています。

 発電の仕組みは、まず牛のふん尿を発酵槽に入れ、酸素のない状態で微生物により分解します。そこで発生したメタンを主成分とするバイオガスを回収し、発電機の燃料にして電気をつくります。発電した電気は牛舎などで利用するほか、余った分を売電する場合もあります。

 また、発酵後に残る消化液は、肥料として農地に散布することも可能です。県畜産振興課は「近隣の園芸農家などに提供し、地域連携につながっているケースもあります」と説明しています。

地域内資源循環を促進

 県内で現在稼働している畜産バイオマス発電施設は、バイオガスによる発電施設3基を含む計7基です。さらなる普及の壁となっているのが導入費用で、発電設備一式を整備するには多額の初期投資が必要となります。安定して稼働し続けるためには、専門知識や維持管理へのコストも欠かせません。

 そうした現状を受け、県は今年、発電設備の導入経費を補助する事業を実施しています。農林水産省では、バイオマス施設整備などを支援する交付金制度を設けています。

 同課は「農家や事業者に対して、制度とともに県内の先進事例を広く周知して導入を後押ししたいです。県内各地で資源の循環が広がることを期待しています」と話しています。

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● スマート林業(12月掲載予定)
スギ素材生産量日本一を誇る本県。木々の高い二酸化炭素(CO₂)吸収力を維持するためには、適切な間伐や伐採後の再造林が欠かせません。持続可能な森づくりを支える切り札が、ドローンやAIで作業を効率化する「スマート林業」です。進化を続ける最前線を取材します。

● アップサイクル(2027年1月掲載予定)
焼酎廃液から生まれる土壌改良剤、甘藷(かんしょ)の端材を活用した飼料、廃瓦を再利用した景観材―。廃棄物を単に再利用するだけでなく、より価値の高いものに生まれ変わらせるのが「アップサイクル」です。地域資源を有効活用したイノベーションの現場に迫ります。

宮崎日日新聞社は、年間企画「エコニコみやざき」に関連した作文を募集します。宮崎県内の小学生が対象で、優秀作品を表彰します。大賞に選ばれた作品は、来年2月の「エコニコみやざき」で紹介予定です。

要 項

テーマは「未来の宮崎ってどんなまち?」。400字詰め原稿用紙1枚に書いてください。作品は返却しません。※文章生成AIを用いた作品は応募いただけません。応募後に使用が判明した場合は、審査対象外となります。

対 象
宮崎県内の小学生
表 彰

大賞1名、優秀賞5名を表彰。受賞者には図書カード (大賞は1万円分、優秀賞は5000円分)を贈呈します。受賞者は来年2月の「エコニコみやざき」で発表し、大賞作品は全文を掲載します。

締め切り

2027年1月15日(金)必着

応募方法

本文の最初に作品のタイトルと小学校名、学年、 氏名(ふりがなを必ず付けてください)を 作文用紙の欄外に住所と電話番号を明記の上、
〒880-8570(住所不要)「宮崎日日新聞社営業局エコニコ作文コンクール係」 まで郵送してください。

問い合わせ

同係(電話)0985ー26ー9301
(平日午前9時〜午後5時)

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