エコニコみやざき


私たちが日常生活を送る中で、日々たくさんのごみが生まれています。それらを安全かつ適切に処理し、リサイクルなどの環境保護の役割も担っているのが、県内10市町村のごみを受け入れている宮崎市大瀬町の「エコクリーンプラザみやざき」です。 同プラザでは施設見学やリサイクル工作などの体験イベントが行われており、7月中旬には国富町・八代小の4年生13人が訪問。エコロジー活動の大切さを学びました。

ルール守る分別 大切さ学ぶ


焼却施設を見学中、スタッフから施設に関するクイズを出され、元気よく回答していました

 子どもたちはスタッフの案内でリサイクル施設を巡りました。まず、不燃ごみや粗大ごみ、資源ごみが搬入されるプラットホームを見学。続いてごみ処理の流れが分かるスペースへと進み、資源ごみは手作業で丁寧にチェックしていることなどを学びました。

 福元悠月さん(10)は「みんながルールを守ってきちんと分別することで、リサイクルの準備ができることを知ってよかった」と笑顔で話しました。その後、子どもたちは一度に5〜6トンを運ぶことができる巨大なごみクレーンを見学。その迫力に、全員が「すごい」と目を奪われていました。

巨大なごみクレーンを目の当たりにして、「すごい」と驚いていました

 焼却施設に移動すると、ここでも巨大なクレーンが稼働しており、スタッフから「安定して燃やすために、ごみが均一になるようかき混ぜています」と説明を受けました。さらに、24時間体制で機械を監視している中央制御室や、ごみを燃やした熱を有効活用する発電機などを見て回りました。

 見学を終えた子どもたちはみな充実した表情を浮かべていました。小倉百瑛さん(9)は「大きな機械がいっぱいあってびっくりした。ごみを減らすことが施設を長く使うことにもつながるので、できることをしっかりやっていきたい」と話していました。

プラ板 キーホルダーに変身

完成したオリジナルのプラ板キーホルダーを手に、笑みを浮かべる子どもたち

 リサイクル工作では、子どもたちがプラスチック製のお弁当のフタ(プラ板)を活用したキーホルダー作りに挑戦しました。この工作は、身近にあるごみを楽しみながら生まれ変わらせようと企画されており、好評を集めています。

 あらかじめ長方形に切り取られたプラ板に、子どもたちは思い思いに好きなキャラクターの輪郭を描き、カラーマジックで色を塗っていきました。制作中の子どもたちは、みな真剣な表情。カラフルに彩られたプラ板は、オーブントースターで焼いて縮めて厚みを出し、仕上げにプラ板の穴にひもを通し、ビーズをあしらって完成させました。

プラ板キーホルダーの制作中、熱心にキャラクターの輪郭を描いたり、色を塗ったりしていました

 出来上がったキーホルダーは、どれも個性豊か。世界にひとつだけのオリジナル作品を手に、子どもたちから自然と笑みがこぼれていました。塩屋望兎さん(9)は「お弁当のフタでこんな面白い物が作れるなんて驚いた。うまくできたのでバッグに付けたい。お母さんにも見せてあげたい」と声を弾ませました。
 東茉璃さん(9)は「色を塗ったりひもを通したりするのが難しかったけれど、上手に作れてうれしい。ごみとして捨てるような物でも、生まれ変わることができると分かった。自分でもいろいろ試してみたい」と目を輝かせていました。


『AI農業』を導入している新富町内のハウス

収集データを基に収穫時期など予測

 高齢化による担い手不足や気候変動による収穫量の不安定化など、現在の農業にはさまざまな課題があります。持続可能な農業に向けた取り組みとして期待されているのが、最新テクノロジーを活用して効率的な生産を可能にする「AI農業」です。
 その研究を続けるのは、自動収穫ロボットの開発・製造などを手がける農業ベンチャー「アグリスト」(新富町)です。「AI農業」を導入した町内のハウスでは、ロボットやセンサーを駆使して集めた生育・環境データを基に、AIが収穫時期や収量を予測します。これにより農家の負担を大幅に減らせる仕組みです。
 アグリスト広報の大澤彩美さんは、「市場価格の変動を予測して、出荷時期を最適化するシステムも開発中です。農家の収益向上につなげたいです」と話します。

自動収穫ロボ全国で導入進む

 一方、アグリストの自動収穫ロボットは全国にレンタルされ、ピーマンやキュウリの農家を支えています。本年度は本県のほか、群馬県や北海道の農家などで利用されており、「出荷に適したサイズでより多く収穫したい」という要望に応えるため、夜間稼働に向けた研究も進められています。
 今後は、収穫の最盛期が異なる地域間で自動収穫ロボットを移動し、通年でフル活用する「産地間シェアリング」を目指しています。実現すれば利用者1件当たりのコスト負担が軽くなり、個人農家や新規就農者でも導入しやすくなるというメリットがあります。
 宮崎から発信される農業の最新テクノロジーは国内にとどまらず、世界の食の生産を大きく変える可能性を秘めています。

ブルーカーボン(9月掲載予定)
温暖化対策として脚光を浴びているのが、海の二酸化炭素(CO₂)吸収源「ブルーカーボン」です。主役となるクロメなどの藻場は、海水温上昇によって海藻を食べるウニや魚の採食活動が活発化しており、減少傾向にあります。磯焼けした藻場の保全・再生に挑む現場をレポートします。

畜産バイオマス発電(10月掲載予定)
牛・豚・鶏の飼育数が日本有数の本県で、「畜産バイオマス発電」が関心を集めています。その中には家畜の排せつ物を微生物で発酵させ、発生したメタンガスで発電するものがあります。発酵後に残る処理物は肥料として畑に還元されます。地域内で資源を循環させる仕組みにスポットを当てます。

スマート林業(12月掲載予定)
スギ素材生産量日本一を誇る本県。木々の高い二酸化炭素(CO₂)吸収力を維持するためには、適切な間伐や伐採後の再造林が欠かせません。持続可能な森づくりを支える切り札が、ドローンやAIで作業を効率化する「スマート林業」です。進化を続ける最前線を取材します。

アップサイクル(2027年1月掲載予定)
焼酎廃液から生まれる土壌改良剤、甘藷(かんしょ)の端材を活用した飼料、廃瓦を再利用した景観材―。廃棄物を単に再利用するだけでなく、より価値の高いものに生まれ変わらせるのが「アップサイクル」です。地域資源を有効活用したイノベーションの現場に迫ります。

宮崎日日新聞社は、年間企画「エコニコみやざき」に関連した作文を募集します。宮崎県内の小学生が対象で、優秀作品を表彰します。大賞に選ばれた作品は、来年2月の「エコニコみやざき」で紹介予定です。


要 項
テーマは「未来の宮崎ってどんなまち?」。400字詰め原稿用紙1枚に書いてください。作品は返却しません。※文章生成AIを用いた作品は応募いただけません。応募後に使用が判明した場合は、審査対象外となります。

対 象
宮崎県内の小学生

表 彰
大賞1名、優秀賞5名を表彰。受賞者には図書カード (大賞は1万円分、優秀賞は5000円分)を贈呈します。受賞者は来年2月の「エコニコみやざき」で発表し、大賞作品は全文を掲載します。

締め切り
2027年1月15日(金)必着

応募方法

本文の最初に作品のタイトルと小学校名、学年、 氏名(ふりがなを必ず付けてください)を 作文用紙の欄外に住所と電話番号を明記の上、 〒880-8570(住所不要)「宮崎日日新聞社営業局エコニコ作文コンクール係」 まで郵送してください。

問い合わせ

同係(電話)0985ー26ー9301
(平日午前9時〜午後5時)

私たちは「エコニコみやざき」キャンペーンを応援しています