薬の過剰摂取(オーバードーズ、OD)問題が深刻化している。県内10消防局・消防本部に対して行ったODの救急搬送状況に関する調査で、若い現役世代と女性の間で拡大していることが明らかになった。救急隊員への聞き取り調査ではほとんどの場合、メンタルヘルス不調が背景にあると判明。調査データと救急隊員の声を踏まえ、現状、課題や対策に迫る。
1. 救急の対応
重い意識障害 一刻争う 心の不調 寄り添い模索
生きる不安や悩みを抱えた傷病者への対応について模索を続ける救急隊員=宮崎市北消防署
2019年1月~23年10月、ODによる救急搬送件数は県全体で764件。各年の総数はほぼ横ばいだが、近年の特徴として低年齢化▽女性が圧倒的に多い▽以前見られた農薬などの劇物、シンナー吸引は激減し、処方薬が急増している-が挙げられる。
× ×
(全文は朝刊の定期購読者が無料で会員となれる「デジタル夕刊プレみや」、一部の連載企画は投稿プラットフォーム「note(ノート)」でもお読みいただけます。
購読申し込み、
プレみや会員登録、
noteの宮日ページからアクセスできます。
広がるオーバードーズ
【広がるオーバードーズ ~県内現場リポート~】 | 1. 救急の対応 | 2024年2月16日付 |
2. 低年齢化 | 2024年2月17日付 |
3. 医療資源偏在 | 2024年2月18日付 |
4. ネット販売 | 2024年2月19日付 |
5. 学校薬剤師 | 2024年2月20日付 |