ホーム 特集

知見次代へ 土呂久鉱害45年

【第6章・伝える】(1)告発した元教諭 齋藤正健(まさたけ)さん

2016年6月15日
40年ぶり沈黙破る

 1920(大正9)年ごろから続いた高千穂町の土呂久ヒ素鉱害。大学卒業後に初めて赴任した岩戸小(同町)で問題を告発した齋藤正健(まさたけ)さん(72)=国富町木脇=は、今も教育者として子どもたちと向き合っている。被害者の苦しみや悲しみ、怒り…、そして支援者の真心や協力者への感謝の気持ちは、教師人生で最も大切な財産となった。告発後は「自分は鉱害問題に火を付けただけ」と公の発言を控えてきたが、今回、約40年ぶりに取材に応じた。「土呂久」の記憶を風化させたくないと考えたためだ。


【写真】約40年ぶりに自身が告発した土呂久鉱害について口を開いた齋藤正健さん。「記憶を風化させたくない」と願う=2日午前、国富町木脇の自宅

×     ×


 (全文は朝刊の定期購読者が無料で会員となれる「デジタル夕刊プレみや」、一部の連載企画は投稿プラットフォーム「note(ノート)」でもお読みいただけます。購読申し込みプレみや会員登録noteの宮日ページからアクセスできます。

知見次代へ 土呂久鉱害45年


【第6章・伝える】(1)告発した元教諭 齋藤正健(まさたけ)さん2016年6月5日付
【第6章・伝える】(2)県環境森林部長 大坪篤史さん2016年6月6日付
【第6章・伝える】(3)坂本正直さんの娘 所薫子(かおる)さん2016年6月7日付
【第6章・伝える】(4)土呂久出身の劇団員 佐藤瑞穂さん2016年6月8日付
【第6章・伝える】(5)AAN理事、記録作家 川原一之さん2016年6月9日付