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【コトバのチカラ】ハンドボール女子 原希美さん

2020年5月23日

2月に宮崎市で行われたリーグ戦で、チームメートに声援を送る原希美さん=市総合体育館

「挫折も悪いことばかりでなく、必ず成長につながる」

 新型コロナウイルス感染拡大で、目標にしていた大会が中止となった本県中高生を励ましたいと、日本代表で活躍するハンドボール女子の原希美主将(29)=三重バイオレットアイリス=が電話取材に応じた。自らが挫折を乗り越えた経験などを踏まえ、エールを送ってくれた。

挫折も成長につながる 励まし合い前へ歩んで

 -2016、17年に左膝、昨年末に右膝と、計3度の手術を受けました。アスリートにとって相当つらい経験だと思いますが、どのように乗り越えてきたのですか。
 
 当初は思い通りにプレーできず、悔しさを表に出すことがありました。その時チームスタッフから「(キャプテンである)あなたの表情、発言をみんな気にしているよ」と言われ、自分のことで精いっぱいだったと反省しました。どんなときも笑顔を心掛けるようにしてからはチームがまとまり、そのことで自分も心に余裕を持ちプレーできるようになりました。

 手術後のリハビリ期間には、補欠の選手や応援してくれる人たちの気持ちを実感。復帰後は、以前より試合への心構えを強く持つようになりました。挫折も悪いことばかりでなく、必ず成長につながる部分もあると思っています。
 
 -スポーツ大会が次々に中止となり、多くの中高生アスリートが落胆しています。
 
 私自身、今は五輪出場という大きな目標を持っています。中高生にとって目標がなくなってしまうことには、特に3年生の悔しさは計り知れず、正直どんな言葉を掛けていいのか分かりません。ただ大会はなくなっても、一生懸命部活動に打ち込んだことは今後に生きると思います。私は中高の部活で苦しい思い出の方が多い。その苦しさを乗り越えたからこそ、どんなことに対しても逃げない気持ちや、礼儀作法など人として大切なことが身に付きました。
 
 -中高生に激励の言葉を。
 
 すぐには難しいでしょうが、気持ちを切り替え次に向かってほしい。自粛続きで気分も落ち込み、たくさんの人が悩みを抱えています。でもこんなときだからこそ、自分のことだけを考えず、助け合うことが大切だと思います。一緒に部活を頑張った仲間は一生の財産です。励まし合い、前向きに歩んでほしいです。

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