ホルモンの 働きを知って快適に

宮崎県医師会 産婦人科医会 田中茂樹

2022年08月04日掲載

男性も女性もわずかスプーン1杯程度の量のホルモンで体のバランスが保たれていることをご存じでしょうか。その働きを理解して上手に付き合うことで快適に過ごすことができます。

 人間は生まれると成長ホルモンが活発になり、生まれた時は3キロしかなかった赤ちゃんがわずか1年で10キロ以上に増えます。その成長ホルモンは何歳になっても出ることが分かっています。しっかり睡眠をとることや筋トレや有酸素運動などを行うと成長ホルモンが出ることが分かっています。筋肉痛が出た時はラッキーです。成長ホルモン(若返りホルモン)が出ています。いつまでも若々しい人は、自然と成長ホルモンが出る生活をされていると思います。

男女とも生活の中でホルモンコントロール

 男性はテストステロン、女性はエストロゲンというホルモンに大きく左右されます。体に良い習慣や食事のバランスに注意することで、性ホルモンもコントロールできます。特に、女性のエストロゲンは年齢による変化が大きく、月経前後にいろいろな不快症状が出たり、妊娠中から出産後にホルモンの変動で気持ちが落ち込んだり、更年期障害で苦しんだりと急激な変化が起こります。産婦人科では、初経を迎える年代から高齢の方まで常にホルモンとの関連を考えながら治療しています。現在は、月経痛を我慢する時代ではありません。適切な治療で痛みがこないようにし、月経自体の回数を減らして女性が社会進出しやすいように手助けしています。

 妊娠中や出産時に頑張ったお母さんには、ご褒美として、オキシトシンというホルモンが出てきます。これは、別名「幸せホルモン」といいます。分娩直後から出るホルモンで、本当に人生で一番幸せな気持ちになります。赤ちゃんを抱っこした時や、授乳の際にも出てきますので、母乳をあげているときのお母さんの顔が幸せに見えるのはそのためです。そして、また、「もう一人産みたいな」との思いが出てきます。

 今回は、お話しできなかったですが、その他にも色々なホルモンがあります。それを意識することで、何歳になっても人生を楽しめるようにしましょう。

MEMO

体のバランスや生活を左右


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