【評】線として走る花火が、柔らかい質感で表現され、発光体の生物のようにも見える。カメラのオート化が劇的に進む中、ピント合わせを手動に切り替えて挑む精神がいい。花火もいろいろな方法で撮られている。小さな挑戦やひらめきが新しい撮影法を生み出すのだろう。(写真部次長 沼口啓美)