【評】黒鳥は悲しからずやネオンにも夜の闇にもそまらずただよっている。短歌を拝借した評だ。新しい視点や発見に触れると、心を揺り動かされるのは、写真も短歌も同じだろう。作品はフィルムの感度が低かった時代には、新鮮に見られたシーンだ。岩切さんの魅力であるダイナミズムを発揮してほしい。(写真部次長 沼口啓美)