【評】数基の灯籠が、日南市の堀川運河をゆっくり流れている。これと思った古びた建物と絡めて撮影できるように粘ったという。撮影場所の雰囲気を壊すことなく丁寧に撮影できている。可能ならば人影を入れたいところで、そうするとドラマ性が生まれて作品の質もより上がる。(写真映像部長 中島雅隆)