【評】湾曲した葉脈の上にできた無数の水滴は、どこか規則性があるようにも見え、リズミカルな表現ができた。被写界深度を浅めにし、想像を駆り立てられる抽象的な作品に仕上げている。緻密な描写は雫(しずく)の繊細さも巧みに表現しており、独創性に富んでいる。(写真映像部長 中島雅隆)