【評】鋭利に切られた竹に灯がともる舞台で、謎めいた女性があだっぽさを漂わせている。色気と狂気の混在がいい。この状況が、どのような趣旨で催されたか分からないが、作品のためにすべてを壊す、田中さんの暴力性を肯定する。(写真部次長 沼口啓美)