【評】肉眼では分らないファインダー越しの風景を捉え、作品に仕立てた。望遠レンズを使って背景をぼかしているので、どのような状況で撮影されているのか判然としない。そんなところも世界観に引き込まれる理由だ。独創性にあふれている。(写真映像部長 中島雅隆)