【評】雲海を撮影する三者三様のカメラマンを、画角に入れたアイデアが良かった。刻々と変化する雲海は自然がつくるアート。今は、カメラの機能が飛躍的に良くなり簡単に撮影できる。公募展などで上位を狙うには新しい感覚と、見る者を納得させる偶然が必要だろう。シルエットの人物の配置に気を配り、上部の空をカットすべきだ。(写真部次長 沼口啓美)