【評】日没前の弱い光の中で、浮かび上がるキャンバスと絵筆と影が、広い花園の中で印象的に撮られている。エネルギーを絵に注ぎ込む画家と、写真として表現しようとする黒木さんの2人の感性と努力が、作品に相乗的に表れている。本年度からの応募で初入選、今後を期待したい。(写真部次長 沼口啓美)