【評】熊本県菊池市にある菊池武光の騎馬像。鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した武将だ。菊池武光が手にする軍配は太宰府を指すと伝えられ、筑後川の戦いに向う場面を表す。背後に咲き競う花火は菊池氏の最盛期を象徴し、連戦連勝で九州平定に突き進んだ勢いを鮮やかに描き出した。(写真映像部長 中島雅隆)