【評】天地を逆さまにした写真という。脇本さんの実力を考えると、被写体を見たときから逆を想定して、撮っていたのではないかと思いたくなる。V字形の空のスペース、女性の位置とフレーミング、天地逆でなければ作品として成立しない。ハスの葉が立体的に浮遊して見えるのも魅力。(写真部次長 沼口啓美)