【評】大木の根が地面から大きく隆起して、新芽が出てきている。近くに寄り添う小鳥にとっては、いずれ成長した際に自身の営みを支えてくれる存在。だから、小さくてか弱い新芽を守っているのかもしれない。背景をすっきりさせ、主役に目線を集中させる狙いが的中している。森の中で起きている命のサイクルを感じさせてくれる。(写真映像部長 中島雅隆)