【評】雰囲気のある夜の古びた路地。スマートフォンで撮影を楽しむ今どきの2人の女性の姿がある。何か“映える”ものでも見つけたのだろうか。目の前の日常を切り取った。写真は想像の出発点。見た人はおのおの想像を膨らませていく。そうして記憶に残る作品になるのである。(写真映像部長 中島雅隆)