【評】晩秋の早朝。朝もやに包まれた杉林は朝の光を浴びて黄金色に染まっていて、くっきりとした影が斜めに伸びている。日本的で美しい風景を的確に捉えている。朝日が織りなす光の筋を撮影できる場所を探しだし、柔らかい質感を表現。静かに時間が過ぎていく様子がうかがえる。上部はもう少しカットしてもいいだろう。(写真映像部長 中島雅隆)