【評】飼育員が投げた餌を捕らえようと大きく口を開けるペリカン。餌が入りやすいように下のくちばしは楕円(だえん)形のになり、自在に形を変えられるようだ。造形的にもユーモラスな作品だ。背景をうまく処理して、主役を引き立たせている。作品作りに迷ったときは動物園がお薦め。世界中から集まった動物たちは、さまざまな表情を見せてくれる。 (写真映像部長 中島雅隆)