【評】船の集魚灯に集まったシラスウナギを網ですくうシラスウナギ漁。無数の漁船が点在し、明かりが水面を照らすとグリーンや黄金に輝きを放ち幻想的な世界が広がる。ライフワークにしている花火撮影で習得した、夜景の光を美しく捉えるのは持原さんの真骨頂だろう。特に背後の情景を生かしながら、主役を引き立たせる技は秀逸だ。(写真映像部長 中島雅隆)