【評】暗闇の中、大きな松明(たいまつ)が火柱を上げて燃え盛るさまは圧巻。撮影位置を決める事前の下見が良かったのか、祭りのクライマックスを収めることができた。久留米大善寺玉乗宮の鬼夜は日本三大祭りのひとつ。多くの人でにぎわった様子は伝わるが、作者の個性をどのように入れ込んだのかが曖昧。それがないと、記録写真になりがちなので注意してほしい。 (写真映像部長 中島雅隆)