【評】上原さんは7月に次点に入って以降、作風が確立された気がする。技法は荒いが作品に仕上げるセンスは大したもの。この作品は月の光で浮かび上がる、わずかに咲くサクラをうまく捉えている。感じたままを撮るという写真の基本を思い起こされた。(写真部次長 中島雅隆)