【評】無機質なモノトーンの場に、日焼けした児童が化粧を施し、炎天下の路上に無表情で立っている。その、場違いな設定が目を引く。白バックに桃色服の児童を、グレーバックに白服の児童を配置すると、淡い色で調和された世界に、また違ったインパクトを与える作品になる。(写真部次長 沼口啓美)