【評】御神田に豊作をもたらす2人の神が、酔っぱらい陽気な姿で舞い降りている。白装束の若者が焼酎をたらふく飲んで、肩を組み泥田を踏み歩く祭り。若い時の血が燃えたのだろう、田につかっている。太い指と日焼けした顔に農に生きる、たくましさを感じ、2人の笑顔には神と共にハレの日を迎える喜びが伝わる。(写真部次長 沼口啓美)