【評】祭りの撮影は記録写真になりやすい。「祭りに行って祭りを撮らず」という格言を残した有名な写真家もいる。広い視野で目を配れば作品になる場面に遭遇するので、しっかり見極めたい。光と影の中に人物を捉え、迫力ある構図で切り取っている。藤野さんの世界観が光る作品だ。(写真映像部長 中島雅隆)