【評】水路に沈んだ数々の紅葉は色彩に富んでいて、晩秋から初冬への季節の移り変わりを感じさせる。水面の反射を利用して一面をぼけで覆い、黄色に染まった小さな主役を際立たせた。つい見落としがちな足元の被写体にレンズを向けた感性には頭が下がる。(写真映像部長 中島雅隆)