【評】階段から望むアングルは朝日が逆光になってかすんでいて、奥にのどかな里山の風景が広がっている。階段を散歩で上がる女性と、ランニング中で下っている男性がなにやら会話をしている。秋らしい光を捉えて平穏な日常の一こまを切り取り、心が和む作品になった。手前に赤いヒガンバナのぼけを入れることで季節感が増した。(写真映像部長 中島雅隆)