【評】夕日の三次元とあるが、レタッチ(ソフト上での画像修整)が強烈。彩度やコントラストが強く失敗作品に見えるが、災いが転じている。夕日の暖色が消えて人物も緑色のお面のように平面、ミステリアスな現場が出現している。本当の色と作品の色には大きな違いがある。レタッチに頼り過ぎると危険が潜むことも十分に知ってほしい。(写真部次長 沼口啓美)