【評】空に黒々と広がる不気味な雲に、導かれるように吸い込まれていく旅客機。SF映画のワンシーンのようだ。雲の切れ間から放たれた太陽の光が放射線状に地上を照らし、旅客機はシルエットで表現。もう少しアップ気味にしそうなところを、広めの構図にとどめて成功した。(写真映像部長 中島雅隆)