【評】撮影前に描いた頭の中のイメージにどれだけ近づけることができるかが作品づくりに欠かせないポイントだが、構想がしっかり出来上がっていたのだろう。ヒメホタルの光跡をしとしとと降る雨のように見立て、赤い傘の位置やライティングも雰囲気を盛り上げている。豊かな発想力と撮影技術が生んだ上質な作品だ。(写真映像部長 中島雅隆)