【評】停泊中の漁船の船首を手前に入れた大胆なフレーミングに圧倒される。シャッターを切るタイミングも良く、それぞれの被写体の配置にまとまりがある。海面から上がる朝霧に包まれながら、出港する近海カツオ船。強い朝日を受けシルエットになった船体から、静かに沖に向かう勇壮さが感じ取れた。(写真映像部長 中島雅隆)