【評】物の動きに合わせながら撮影する「流し撮り」が見事に成功した。画面全体に流れる菜の花を入れることで、スピード感を表現できている。オフロードバイクとライダーにブレもなく、しっかりピントも合っている。「流し撮り」は動きが上下する被写体には向かないが、撮影場所も適切だったのだろう。高い技術を裏付ける作品だ。(写真映像部長 中島雅隆)