【評】飛行機雲を引きながら月を横切る旅客機を捉えることができた。空港付近では飛行機との距離が近すぎて撮影できない。撮影場所から見た月に、うまく機体を重ねるのは容易ではなく、運も味方につけないと難しいだろう。何と何を絡めて撮影するかは永遠のテーマで、発想を膨らませ頭の中に映像化して作品としていくものだ。見事に成功したときの喜びは、写真の醍醐味(だいごみ)の一つだろう。(写真映像部長 中島雅隆)