【評】日常の一こまにレンズを向け、作品に仕立てることができた。ガラス越しに撮影し、目の前と反射した後ろの風景がうまく組み合わさった。異次元空間のような雰囲気で、脳裏に浮かぶ曖昧な映像のようにも見えてしまう。平面になりがちなところを2台の電車と人物をうまく絡ませ奥行きを感じさせることができた。 (写真映像部長 中島雅隆)