【評】月の出の時間を計算し、被写体との距離を考え撮影場所など準備を入念にして撮影に挑んでいる。月が赤いのは太陽の朝焼けや夕焼けと同じ原理だが、赤い月は、あまり目にすることがなく、不気味さもあり目を引く作品に仕上がった。月を何と掛けるか。また、何と対比させるかで作品の印象も変わってくるが、スケールが大きな被写体に対しうまく対応できている。 (写真映像部長 中島雅隆)