【評】野島神楽の「いれん鬼神」の舞。鬼神が降臨し、神と人との遊びと別れを表現したものだが、スローシャッターとストロボを組み合わせて、残像をうまく写し込めた。舞手が常人に見えない何かに取り憑(つ)かれ、神々しい舞を見せてくれているのだろうかと想像をかき立てられる。面には的確にピントが合い、金色に輝く目玉が印象に残る。 (写真映像部長 中島雅隆)