【評】廃品回収された空き瓶は、無惨な姿でこのままだと邪魔者でしかない。しかし、リサイクルされれば、細かく砕かれて「カレット」と呼ばれるガラス製品の主原料になる。小さな無数の光りは「まだ死んでいない。再び美しく生まれ変わるのだ」と空き瓶たちが主張しているように見える。縦構図も良く、クロスフィルターを使い夕日の光をうまく捉えている。(写真部次長 中島雅隆)