【評】もやでソフトフォーカスがかかり神秘的な作品だ。構図がすばらしく、空が月色に染まり、橋の影がうっすらと谷間にのびている。微妙なラインを表現、その下の川面の輝きを演出している。撮影時の気象条件をうまく利用することができた。押方さんは地元で撮影した作品が多い。今後も地の利を生かした作品に期待したい。(写真部次長 中島雅隆)