【評】太陽が沈むころ、肉眼でも見ることができると話題を呼んだアトラス彗星(すいせい)。本県では西の空を厚い雲が覆い、撮影は容易ではなかった。尾方さんは鹿児島まで足を運び、一生に一度の天体ショーを見事に捉えた。この熱意には頭が下がる。天候にも恵まれ構図も的確。貴重な瞬間を確実に収めた好作だ。(写真映像部長 中島雅隆)