【評】非の打ちどころのない作品だ。構図は完璧で、花火と立ち並ぶ建物との収まりが秀逸。露出オーバーな部分はどこにもなく、美しく仕上がっている。シャッタースピードが10秒なので日常のシーンであれば人物はぶれてしまうところだが、花火を見物しているのでピタッと止まっている。小雨がつくり出した路面の反射も作品の質を上げている。(写真映像部長 中島雅隆)