【評】花火のきれいさを表現するだけではなく、部分的な視点から独創的な一枚に仕上げた。オレンジ色の光が停泊中の大型客船を覆い尽くしてしまいそうだ。いくつも重ねた花火が、画面の大部分を占め、迫力もある。実際は客船と花火はかなり距離があるようだが、この二つの対比が面白さを強調している。右下の構造物をうまく処理できていれば、なお良かった。(写真映像部長 中島雅隆)