「第3回みやざき総合美術展」の作品を募集します。

みやざき総合美術展は、宮日総合美術展と県美術展の統合によって誕生した本県最大の公募展です。
第1回展から創設された「自由表現」に、絵画、彫刻、書、写真、工芸、デザインを加えた計7部門で実施します。
多くの方の「挑戦」をお待ちしています。

「第3回みやざき総合美術展」入選・入賞者発表

「ギャラリー賞」決定!

来場者が投票で選ぶ「ギャラリー賞」には 絵画部門 堤勝信さん (宮崎市)「せり市の朝」が選ばれました。

NEWS

2023/2/21 みやざき総合美展 ギャラリー賞 絵画・堤さん(宮崎市)


2023/2/14 「賞励みに制作続ける」 宮崎市で入賞者表彰 みやざき総合美展


2023/2/12 趣向凝らした作品魅了 みやざき総合美展開幕 26日まで


2023/1/30 写真 隈本さん大賞 みやざき総合美術展


2023/1/29 書 河野さん無鑑査 みやざき総合美術展


2023/1/28 絵画、彫刻、工芸の入賞、入選作品決まる  みやざき総合美展


会場宮崎県立美術館
作品搬入令和5年1月20日(金)~1月22日(日)
会期令和5年2月11日(土・祝)~2月26日(日)会期中無休
開館時間:10:00~18:00(入室は17:30まで)
※審査をへて、入賞・入選した作品を展示します。
観覧料一般:500(400)円 高校生以下:無料
・ (  )は10名以上の団体及び全教互会員カードご提示の方(提示者を含め5名まで)
・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、ミライロIDをご提示の方、本人とその介護同伴者1名は無料
 

募集内容

要項・出品票

※出品票は各面ともにA4サイズで印刷、使用してください。

1 部門

自由表現、絵画、彫刻、書、写真、工芸、デザイン(7部門)

2 応募資格

宮崎県内在住者、宮崎県内在勤・在学者、宮崎県出身者とする(中学生を除く15歳以上の者)。


3 応募条件

・創作、未発表の作品に限る。既発表の作品とは、公募展(新聞、雑誌、インターネット等の媒体上で行われるものも含む)において入選・入賞したもの、また審査の有無や入選・入賞に関わらず展示や掲載をされたものとする。個展、グループ展、卒業制作展などで発表した作品は出品可。
・受け付け・審査後に既発表と判明した作品は、審査・展示の対象外とする。
・高校生については、宮崎県高等学校総合文化祭に出品した作品も出品可。


4 規格等

技法や手法、ジャンルにとらわれない自由な芸術表現。自由な意識や発想、多種多様な制作方法や表現等によって生み出された作品、美術に対する新たな提案やメッセージ、チャレンジ精神があふれる作品を幅広く募集する。

自由表現部門は、鑑賞者の安全を保障できる作品であるか、出品や展示が可能な作品であるかを事前に確認する企画書の提出が必要です。
企画書受付期間:10月1日(土)~12月20日(火)
※事前に企画書による確認を受けないと出品できません(ディスクで出品する映像作品を除く)。
※企画書の様式や提出方法、制作上の注意点は下記をご覧ください。

※企画書は、県立美術館と宮崎日日新聞社にも置いてあります。
※受付期間(10月1日~12月20日)に地下1階警備室に持参、郵送(期限内必着)、またはメールbiten@the-miyanichi.co.jp をお願いいたします。美術館は同期間、メンテナンスのため休館します。持参での受付場所については下記の資料をご覧ください。

○ジャンルを問わず、高さ2m、幅2m、奥行150㎝以内、重量600㎏以内(接地面積1㎡あたり300㎏以内)とする。展示場所の指定はできない。
 ・壁掛けを前提とする作品(半立体作品など)は、奥行50㎝、重量50㎏以内のもので、展示金具が取り付けられること。
 ・展示に必要な機器・機材等は出品者が準備すること。
 ・インスタレーションなどの出品者自身が搬入時設置する作品については、短時間で容易に展示・移動ができるようにすること。
○グループ制作の作品も出品可。ただし、連絡・確認等のため、代表者名を明記すること。
○自由表現部門での映像作品について(事前の企画書の提出は不要)
 ・15秒~5分以内とし、アニメーション、実写、CG等のジャンルは問わない。
 ・ブルーレイディスクまたはDVD(一般のブルーレイプレイヤーで再生可能なもの)で出品のこと。
 ・冒頭の10秒間には何も入れず、映像スタート前の2秒間に作品名と出品者名のクレジットを入れること。その他の情報(使用ソフト名、協力者名、指導者名、制作年等)は入れず、エンドタイトル等もつけないこと。
 ・ディスク表面には、作品の題名、出品者名を記入し、そのケースに作品貼付票を貼ること。
 ・作品(ディスク)の返却は行わない。
 ・審査及び展示における再生環境、再生機器、音量及び表示サイズ等については主催者が決定する。

次の2つの種別で募集する。
種別① [under100] 絵の大きさが50号(長辺116.7㎝)超から100号(長辺162.0㎝)以内。
種別② [under 50] 絵の大きさが10号(53.0㎝×33.3㎝)以上50号(長辺116.7㎝)以内。
○種別①と②の両方に1点ずつの出品も可。
○作品保護のため全て額装すること(額は幅10㎝以内、テープ等は不可、ガラス張り不可、アクリル可)。
○画面の厚みは20㎝以内。画面上に凹凸が有る場合も含め画面が正面・側面から見て額縁の枠外にはみ出さないこと。また、額縁の前面や側面を作品画面の延長線上のものとしてとらえた表現を施さないこと。

○重量600㎏以内(接地面積1㎡あたり300㎏以内)。最大幅×最大奥行が4㎡以内とする。ただし、作品の一辺の最長は4m、高さ2m以内。自立して展示が可能であること。
○壁掛けの場合は、全体を180㎝×180㎝以内、厚みを50㎝以内に収め、重量50㎏以内のもので、展示金具が取り付けられること。

○全て額装・枠張のこと。額装はガラス張り不可、アクリル可。
○額装の外寸は1.47㎡(16平方尺)以内で、最大縦幅242 ㎝(8尺)、最大横幅182㎝(6尺)。
○篆刻は印影のみとし、額装外寸は30㎝×39㎝とする。
○巻子・折帖(展開時の表装外寸は45㎝×400㎝以内)も可。

次の2つの種別で募集する。
種別① [一般写真]
種別② [合成写真] 
○「一般写真」とは、画像にデジタル処理を施していないもの。明るさ、彩度、コントラストの軽度な調整は「一般写真」に含まれる。
○「合成写真」とは、画像の追加や削除、合成、コラージュ、明るさ、彩度、コントラストの極端な変更等、二次的なデジタル処理を意図的に施したもの。
○種別①と②の両方に1点ずつの出品も可。
○単写真、組写真共に1枚のパネル貼りもしくは額装にまとめたもの。
・額装の場合はガラス張り不可、アクリル可。
・額等も含めた全体を、90㎝×80㎝以内に収めること(最小サイズの制限はない)。
○みやにちフォトコンテストの応募作品は出品可とする。
○内容、構図、構成が、既に発表された作品と酷似しており、差が認められない場合は、既発表作品とみなす。

○平面作品は、額等を含め180㎝×180㎝以内で展示できるものとし、重さは50㎏以内とする。
○額装の場合はガラス張り不可、アクリル可。
○立体作品は、横幅180㎝、奥行き180㎝、高さ2m以内とし、出品者本人が搬入できる重さであること。

○展示台や敷物など、作品以外の付属品は必要最小限にとどめること。

グラフィックデザイン・イラストレーションを募集する。
○大きさはB1判(103.0㎝×72.8㎝)、B2判(72.8㎝×51.5㎝)、A1判(84.1㎝×59.4㎝)とする。
○厚みは5㎝以内。いずれもパネル貼りとする。さし込み式簡易パネル(展示用金具があるもの)も可。

5 注意事項(各部門共通)

① 各部門とも、額装はガラス張り不可、アクリル可とする。
② 作品についての説明書きなどは付けないこと。
③ 出品作品は十分安定した形態であって、保管、展示に耐えうること。原則として食品や土、砂、なまもの、動植物、生物の死骸等を素材にした作品は出品できない。ドライフラワーについてはカバーやコーティング等で密閉状態にすること。
④ 出品票への記名は雅号やアーティストネームでも受け付ける。その際は雅号・アーティストネームを審査結果の発表や、展示の際の作品ラベルに使用する。
⑤ 展示方法及び展示場所は企画委員に一任するものとする。
⑥ 特殊な施設や装置、映像機器類を必要とするものは出品できない(自由表現部門を除く)。
⑦ 特殊な表現や素材を使用する作品については、みやざき総合美術展事務局に事前に問い合わせること。
⑧ 企業名、団体名、実在の個人名、商品名等を使用し、もしくはそれらを容易に連想させることにより、特定の者の利益につながり、または公益に反することになる恐れのある作品は出品できない。受け付け・審査後にそれと判断された場合は審査・展示の対象外とする。
⑨ 実在の個人や団体を誹謗、中傷すると考えられるもの、差別的内容、または著しい偏見的表現を含むもの、事実に著しく反する内容を含むもの、公序良俗に反するものは出品できない。受け付け・審査後にそれと判断された場合は審査・展示の対象外とする。
⑩ 受け付け・審査後、既発表作、盗作等であることが判明した作品は、審査・展示の対象外とする。入賞・入選発表後においても同様とする。
⑪ 著作権等について以下の点に配慮すること。
 ○ 作品のモティーフや被写体、または作品に使用する写真、映像及び音楽等の素材に、応募者以外の著作権者等が存在する場合、応募者の責任においてその使用権を得ること。また、使用権を得た証明書を出品票の裏に添付すること。既存のキャラクター等のうつり込みについて、著作権者の許諾が必要な場合も同様。
 ○ 本展は有料の展覧会であり、著作権の使用申請をする際に無料の展覧会とは手続きが異なることに留意すること。第三者から権利侵害、損害賠償等の主張がなされた場合、審査・展示の対象外とすることがある。また、そうした場合には応募者が自らの責任で対処するものとし、主催者側は一切の責任を負わない。
 ○ 作品の著作権は制作者に帰属するが、主催者が広報や発表などの目的で写真等その複製を使用する場合は、権利者の許可を要しないものとする。
⑫ 自然災害等により作品受け付け等を中止したり、会期中に臨時休館をしたりする場合は、宮崎日日新聞社の新聞紙上やみやざき総合美術展ホームページ、県立美術館フェイスブック等にて発表する。

出品方法

1 出品点数

1部門につき1人2点まで

2 出品料

1点につき  一 般 4,000円  75歳以上 3,000円   学 生 1,500円
○ 75歳以上の年齢は開催年度末(令和4年3月31日時点)の年齢とする。
○ 学生とは、義務教育終了後に進学している学校(専修学校及び各種学校を含む)の在学生をいう。
○ 直接搬入の場合は、受付時に納入すること。
○ 郵送または宅配での搬入の場合は、郵便為替を同時に送付するか、または、銀行振込で令和5年1月19日(木)までに納入すること(振込先はⅢ搬入・搬出の1搬入(2)に記載。現金及び現金書留不可)。
○ 納入後の払い戻しは行わない。

3 出品申込

○ 出品申込は出品票の提出により行う。
・ 1部門に2点出品する場合は、1枚の出品票に2点列記すること。
・ 複数部門出品の場合は、部門ごとに出品票を提出すること。
○ 出品票は正確かつ丁寧に楷書で記入すること(判別しにくい文字、異体字等は、主催者の判断で常用漢字等をあてて対処し、それを発表・広報等のデータとする)。
○ 個人情報は主催者が管理し、本美術展の関連事業以外で使用することや、本人の同意なく第三者へ開示することはない。なお、入賞・入選者の報道等による発表のために、氏名、作品の題名、出品者居住市町村名の3項目は公表する。入賞者については、年齢、在籍学校名、連絡先を報道機関に情報提供することがある。


※出品票は各面ともにA4サイズで印刷、使用してください。

4 その他

○ 出品後の作品について正常な管理状態のもとで生じた不慮の事故や、不可抗力等による紛失、破損、汚損等に対し、主催者側は一切の責任を負わない。額、マット、アクリル等についても同様とする。また、主催者管理下外での紛失、破損、汚損等に対して主催者側は一切の責任を負わない。
○ 審査の際、部門によっては作品裏に整理のための印を付ける場合がある。

搬入・搬出

1 搬入

⑴直接搬入

※場所はいずれも美術館地下搬入口

①個人・業者 期間:令和5年1月20日(金)~ 1月22日(日) 10:00~17:00
②業者限定 期間:令和5年1月19日(木)13:30~17:00

⑵郵送または宅配による搬入

①期間:令和5年1月20日(金)~ 1月22日(日) 10:00~17:00
期間内必着。美術品扱い等にて、配達日時指定の上送付すること。
②送付先:〒880-0031宮崎市船塚3丁目210番地 宮崎県立美術館「みやざき総合美術展」係
「みやざき総合美術展応募作品在中」の旨と、「部門名」を朱書きすること。

同時送付するもの 出品票
出品料(郵便為替)
※銀行振込の場合は1月19日(木)までに下記に振り込む
※振込明細書は提出不要。ただし団体で振り込む場合は、明細書の備考欄に出品者名を記載し、その写しを提出すること。
【振込口座】宮崎銀行 平和台支店 普291287
【振込先名】みやざき総合美術展実行委員会
封筒 ※表に住所、氏名を記入し、84円切手を貼った「長3号」封筒(受付番号通知及び作品預証送付用)

③注意点
・ 県外からの出品者で郵送・宅配による搬入の場合は、出品票の記入欄に返送業者名・連絡先を記入のこと。
・ 輸送中の事故については、主催者側は一切の責任を負わない。
・ 搬入に要する費用は全て出品者の負担とする。
・ 規格外の作品は、着払いにより返送する。

2 搬出

⑴作品返却

作品預証と引き換えに行う(ディスクで出品した映像作品は返却しない)。

①期間
選外作品

業者 令和5年2月10日(金)、11日(土・祝) 10:00~17:30

個人 令和5年2月11日(土・祝)、12日(日) 10:00~17:30
入選作品

業者 令和5年3月3日(金)、4日(土) 10:00~17:30

個人 令和5年3月4日(土)、5日(日) 10:00~17:30
② 場所:搬入場所と同じ。
③ 期間内に搬出されない作品は、本人着払いにより返送する(作品によっては、料金が高額になることがある)。

⑵着払い返送について

①出品者負担で着払いにより返送できる(搬出当日の急な変更には対応できないことがある)。
②県内の着払い返送は、主催者が委託する運送業者が行う。
着払いが可能な作品のサイズは、原則として、梱包した際の3辺(縦+横+高さ)の合計が170㎝以内(重さ25㎏以内)。 その場合の料金は、2,400円程度(梱包を含む)となっている。これより大きな作品や、作品の特性によっては、高額になることもある。
③ 県外への着払い返送については、業者の手配を出品者が行い、搬入時に出品票の記入欄に返送業者名・連絡先を記入すること。
④ 輸送中の事故については、主催者側は一切の責任を負わない。

審査・発表

1 審査期間

令和5年1月24日(火)~1月29日(日) 

2 審査員

自由表現
山出 淳也 氏(アーティスト)

 「美術とは何か?」という前提そのものを問うものが、20世紀以降の美術であるように思っている。だからこそ、世界を更新するようなアートはこれまでの価値観では測れないものだ。未来を予測することが困難な現代社会の中において、これまでの常識や固定観念を疑う自由な「創造力」が求められている。僕たちの価値観を揺さぶるような、見たことも形容もできない、そんな表現を期待している。

山出 淳也 氏
(アーティスト)

 「美術とは何か?」という前提そのものを問うものが、20世紀以降の美術であるように思っている。だからこそ、世界を更新するようなアートはこれまでの価値観では測れないものだ。未来を予測することが困難な現代社会の中において、これまでの常識や固定観念を疑う自由な「創造力」が求められている。僕たちの価値観を揺さぶるような、見たことも形容もできない、そんな表現を期待している。

絵画
安藤 正子 氏(画家)

 絵はとても不思議なものだ。「いい絵」の法則があるようでないようで、どこまでも謎が解けない。スフィンクスに問われた謎に答えられずことごとく食べられたという神話に出てくる旅人たちのごとく、誰もがいつも画面から問いを与えられている。絵を描くことは静かで孤独な戦いだ。しかし、思考と感覚と勇気で自分の絵に答えを出していくことにこそ無上の喜びがある。この冬、どんな絵に出合えるか楽しみだ。

安藤 正子 氏
(画家)

 絵はとても不思議なものだ。「いい絵」の法則があるようでないようで、どこまでも謎が解けない。スフィンクスに問われた謎に答えられずことごとく食べられたという神話に出てくる旅人たちのごとく、誰もがいつも画面から問いを与えられている。絵を描くことは静かで孤独な戦いだ。しかし、思考と感覚と勇気で自分の絵に答えを出していくことにこそ無上の喜びがある。この冬、どんな絵に出合えるか楽しみだ。

加藤 泉 氏(美術家)

 僕にとっていいと思う絵は、「いい絵が描きたい」という自分に正直な絵である。今回の審査では「写実的に描く」などといった学んできた技術だけではなく、「こんな絵を描きたい」という個人の衝動を感じられるかを見てみたいと思う。公募展の審査員を務めるのは十数年ぶりで、とても新鮮だ。どのような作品と出合えるのか楽しみにしている。

(Photo: Claire Dorn)

加藤 泉 氏
(美術家)

 僕にとっていいと思う絵は、「いい絵が描きたい」という自分に正直な絵である。今回の審査では「写実的に描く」などといった学んできた技術だけではなく、「こんな絵を描きたい」という個人の衝動を感じられるかを見てみたいと思う。公募展の審査員を務めるのは十数年ぶりで、とても新鮮だ。どのような作品と出合えるのか楽しみにしている。

(Photo: Claire Dorn)

彫刻
棚田 康司 氏(彫刻家)

 公募展の彫刻部門への出品は少なく、残念でならない。これは彫刻=分からない、というイメージのせいでは。そこで、もう一人の自分を生み出す行為と考えたらどうか。写実に徹するもよし、抽象的に構築するもよし。素材選びも自己表現。気になるモノを使えばよい。完成した作品は己の分身として立ち上がってくるはずだ。何かを作りたいと思った時、既に彫刻は始まっている。多くの作品に出合えることを願っている。

棚田 康司 氏
(彫刻家)

 公募展の彫刻部門への出品は少なく、残念でならない。これは彫刻=分からない、というイメージのせいでは。そこで、もう一人の自分を生み出す行為と考えたらどうか。写実に徹するもよし、抽象的に構築するもよし。素材選びも自己表現。気になるモノを使えばよい。完成した作品は己の分身として立ち上がってくるはずだ。何かを作りたいと思った時、既に彫刻は始まっている。多くの作品に出合えることを願っている。

高木 厚人 氏(大東文化大学教授)

 何のために書くのかは人ぞれぞれ理由は異なるが、書くことは生きている自分が紙の上に定着されていく作業に他ならない。技術だけ磨かれた作品は、作品にとって最も大切な書き手の“生”の姿を封じ込めてしまう。審査に当たっては、未熟であっても書線に託された、書き手の息づきや、生きている姿が感じられる作品を取り上げていきたい。自分をどう表現するかも考えながら筆を持ってほしい。

高木 厚人 氏
(大東文化大学教授)

 何のために書くのかは人ぞれぞれ理由は異なるが、書くことは生きている自分が紙の上に定着されていく作業に他ならない。技術だけ磨かれた作品は、作品にとって最も大切な書き手の“生”の姿を封じ込めてしまう。審査に当たっては、未熟であっても書線に託された、書き手の息づきや、生きている姿が感じられる作品を取り上げていきたい。自分をどう表現するかも考えながら筆を持ってほしい。

吉澤 鐵之 氏(日展会員)

 コロナ禍がいまだ収束しない不安な今日。私たち、そして人類はこの壁の乗り越え方を試されているに違いない。歴史に残る名作の数々は、常にそれらを乗り越えた後の結晶として生まれてきたし、また早世の画家・中村彝(つね)は著書「芸術の無限感」の中で「太陽のありがたさを知る者は、太陽のない国の人だ」とも言っている。どうかこのコロナ禍に負けずに、むしろ奮起して傑作を制作・出品していただきたい。

吉澤 鐵之 氏
(日展会員)

 コロナ禍がいまだ収束しない不安な今日。私たち、そして人類はこの壁の乗り越え方を試されているに違いない。歴史に残る名作の数々は、常にそれらを乗り越えた後の結晶として生まれてきたし、また早世の画家・中村彝(つね)は著書「芸術の無限感」の中で「太陽のありがたさを知る者は、太陽のない国の人だ」とも言っている。どうかこのコロナ禍に負けずに、むしろ奮起して傑作を制作・出品していただきたい。

写真
速水 惟広 氏(T3東京国際写真祭ファウンダー)

 「写真」というメディアの面白さの一つに、その存在が変容し続けているという側面がある。フィルムからデジタル、紙からインターネット、カメラからスマートフォンへと広がり、今や私たちの日常の一部だ。子どもから大人、無人の機械までが撮影を行うメディアは、果たしてあっただろうか。カバーする領域はかつてないほど広く、複雑になった。現代の「写真」だからこそ表現できる作品との出合いを期待している。

速水 惟広 氏
(T3東京国際写真祭ファウンダー)

 「写真」というメディアの面白さの一つに、その存在が変容し続けているという側面がある。フィルムからデジタル、紙からインターネット、カメラからスマートフォンへと広がり、今や私たちの日常の一部だ。子どもから大人、無人の機械までが撮影を行うメディアは、果たしてあっただろうか。カバーする領域はかつてないほど広く、複雑になった。現代の「写真」だからこそ表現できる作品との出合いを期待している。

宮原 夢画 氏(カメラマン)

 令和に入り、特にSNSの広がりで誰もが手軽に写真を撮影できるようになった。一方、撮影する側の個性は散漫で、見えてこない現状を感じている。自分なりの目線や自分にしか見えない世界を探求してこそ、写真表現だ。個性の探求が無いと何となく撮った、心に引っかからない写真になってしまう。そんな写真が多い現代だが、本展では新たな個性に出合えるのを楽しみにしている。

宮原 夢画 氏
(カメラマン)

 令和に入り、特にSNSの広がりで誰もが手軽に写真を撮影できるようになった。一方、撮影する側の個性は散漫で、見えてこない現状を感じている。自分なりの目線や自分にしか見えない世界を探求してこそ、写真表現だ。個性の探求が無いと何となく撮った、心に引っかからない写真になってしまう。そんな写真が多い現代だが、本展では新たな個性に出合えるのを楽しみにしている。

工芸
宮本 貞治 氏(木工芸作家)

 工芸と言っても人それぞれの解釈や定義があるかと思う。制作に当たっては既存の作品にとらわれず、自分の内から湧いてくる創作意欲をもって作られた作品を期待する。また、今まで見てきた作品の中には技術もあり、きれいに作られているが、魅力を感じられない作品もあった。作者の思いが伝わり、心に響く作品を楽しみにしている。今回初めて審査員に選ばれたが、同じものづくりの目線で審査に当たりたい。

宮本 貞治 氏
(木工芸作家)

 工芸と言っても人それぞれの解釈や定義があるかと思う。制作に当たっては既存の作品にとらわれず、自分の内から湧いてくる創作意欲をもって作られた作品を期待する。また、今まで見てきた作品の中には技術もあり、きれいに作られているが、魅力を感じられない作品もあった。作者の思いが伝わり、心に響く作品を楽しみにしている。今回初めて審査員に選ばれたが、同じものづくりの目線で審査に当たりたい。

デザイン
廣村 正彰 氏(グラフィックデザイナー)

 デザインは時代を映し出す鏡でもあり、日常と社会という連続する無意識な流れの中に新しい意識を発見すること。デザインは単なる表現のカタチだが、グローバルでありローカルでもあり、背景にはさまざまな思いが込められる。皆さんが今、何を捉え、どんな手法でどのようなメッセージを込めるのか、また宮崎の地域性からどんなデザインが生み出されるのか楽しみにしている。創造性あふれる作品を期待している。

廣村 正彰 氏
(グラフィックデザイナー)

 デザインは時代を映し出す鏡でもあり、日常と社会という連続する無意識な流れの中に新しい意識を発見すること。デザインは単なる表現のカタチだが、グローバルでありローカルでもあり、背景にはさまざまな思いが込められる。皆さんが今、何を捉え、どんな手法でどのようなメッセージを込めるのか、また宮崎の地域性からどんなデザインが生み出されるのか楽しみにしている。創造性あふれる作品を期待している。

3 審査結果発表

審査が終了次第、部門ごとに順次発表する。

①令和5年1月28日(土)、29日(日)、30日(月)付の宮崎日日新聞紙上に掲載(予定)
②入選者及び入賞者の氏名等を所定の場所に掲載または掲示する。
・ みやざき総合美術展ホームページ・・・ 10:00
・ 県立美術館1階の掲示板・・・・・・・ 10:00(1月30日を除く)
③ 希望者には出品票に添付したはがきにより通知する。令和5年1月31日(火)頃発送予定
※ 電話等による問い合わせは受け付けない。

「第3回みやざき総合美術展」入選・入賞者一覧(PDF)

表彰

1 賞

⑴ 各部門別に特選、準特選、奨励賞を設け、賞状と副賞を贈呈する。
※ 特選の中から、各部門に大賞1点を設ける。
※ 賞金は、大賞が5万円と5万円相当の副賞、特選は5万円、準特選は2万円、奨励賞は1万円。
※ 奨励賞は75歳以上及び18歳以下(年齢はいずれも令和4年3月31日時点)の者を対象とし、該当なしの場合もある。
⑵ 大賞受賞者に、副賞として以下の①~④から希望するレベルアップ補助(上限5万円)を贈呈する。ただし、特定の補助に希望が重なった場合は調整することがある。
① 国内の展覧会視察のための往復航空券の補助
② 今後の作品制作に必要な画材や物品等の購入の補助
③ 次年度の中央の公募展等への出品経費(作品制作費、作品輸送料等)の補助
④ 次年度の県立美術館または宮日会館における、会期1週間程度の個展会場の無償提供
※①、②、③については、令和6年2月末日までに宮崎日日新聞社事務局に請求書や領収書などの提出が必要。
※④の展覧会の会場及び会期は、主催者が提案する会場と会期から選択する。
⑶ 会期中の有料鑑賞者の投票(1人1票)により、全展示作品の中からギャラリー賞1点を設ける。ギャラリー賞には賞状と記念品を贈る。

2 無鑑査について

⑴ みやざき総合美術展の同一部門で特選(大賞を含む)を3回受賞した者は「みやざき総合美術展・無鑑査」とする。
⑵ 宮日総合美術展で既に無鑑査にある者は、みやざき総合美術展においても継続して無鑑査とし、今後もプロフィール等で「宮日総合美術展・無鑑査」を使用できる。
⑶ 宮日総合美術展の特選受賞歴は有効とし、みやざき総合美術展と合わせて3回の特選を受賞した時点で無鑑査とする。その場合は「みやざき総合美術展・無鑑査」となる。
⑷ 自由表現部門は、ジャンルを問わず部門をまたがる芸術表現もあるため、無鑑査の対象外とする(自由表現部門で特選を3回受賞しても無鑑査とはならない)。

3 表彰式

⑴ 対 象:各部門の大賞・特選・準特選及び奨励賞受賞者
⑵ 日 時:日 時:令和5年2月12日(日)11:00及び14:00から(部門により時間を設定)
⑶ 会 場:美術館1階アートホール
※ギャラリー賞の表彰は、美術展会期中に別途行う。

関連イベント

1 記念講演会

デザイン部門審査員の廣村正彰さんによる記念講演会を開催します。講演会のテーマは「意識に届くデザイン」です。

日時:2月19日(日) 午後2時~3時半
会場:宮崎県立美術館1階 アートホール
講師:廣村正彰氏(デザイン部門審査員)
演題:「意識に届くデザイン」
定員:60人

事前申し込みが必要です。聴講は無料ですが、みやざき総合美術展の観覧券が必要です。
メールでの受け付けのみで、定員になり次第終了します。メールに、住所と氏名、電話番号、人数(4人まで)を明記し申し込んでください。申し込みアドレス biten@the-miyanichi.co.jp

2 作品を語る会、ワンポイント・レッスン

初心者向けの美術講座です。鑑賞の楽しみ方や、作品制作、公募展への出品等を目指す人を対象に、制作のコツや技術的なアドバイスを行います。

【作品を語る会/自由表現部門】
日時:2月18日 午後2時~3時半
会場:宮崎県立美術館2階 彫刻展示室
講師:みやざき総合美術展自由表現部門企画委員 山森達也氏
対象:高校生以上
定員:先着20人

【ワンポイント・レッスン/写真部門】
日時:2月23日 午後2時~3時半
会場:宮崎県立美術館2階 企画展示室
講師:みやざき総合美術展写真部門企画委員 内倉真一郎氏
対象:高校生以上
定員:先着20人

「作品を語る会」「ワンポイント・レッスン」は事前申し込みが必要です。関連イベントポスター(PDF)
1月17日、同館学芸課で電話受け付け開始、定員になり次第終了。受付時間は午前10時~午後6時。(電話)0985(20)3792。

宮崎県芸術家支援プログラム

本県の芸術文化の振興と発展に貢献できる人材を育成することを目的として、みやざき総合美術展の入賞者の中から、特に将来性のある者を若干名選考し、芸術活動とレベルアップをサポートする。

対象県内在住者でみやざき総合美術展の入賞者(大賞・特選・準特選の受賞者)
支援金額支援金:最高100万円(最低50万円)
※若干名を募集します。金額はプログラムの内容によって決定させていただきます。
プログラム内容宮崎県の芸術文化の振興、発展を前提としたうえで、自身の芸術活動、レベルアップを目的としたものであれば、プログラムの内容は自由に立案できます。
例えば①国内での美術留学(芸術系大学や専門学校への進学に伴う入学費や在学費の支援、工房等での短期研修など)、②国内外の画廊等での個展開催、 ③海外への短期美術留学、取材・研修旅行など
申請方法みやざき総合美術展ホームページから所定の申請書をダウンロードし、必要事項を入力して1月22日(日)までにメール添付で送信するか、または、印刷した申請書に記入し、出品時に持参して受付に提出する。
発表2022年3月上旬予定
申込記入事項(予定)支援を希望するプログラムの内容
プログラムを希望する理由
支援希望金額
プログラムの全体予算
これまでの芸術活動
今後の芸術活動予定
みやざき総合美術展に応募した部門・作品名等
氏名・連絡先等の基本情報
条件〇報告書の提出(プログラム実施後、活動の様子などのレポートをご提出ください)
※報告書の提出は基本的に終了後となりますが、学校への入学など、プログラムが複数年にわたる場合は、年度末に1年目の報告書を提出することで終了といたします。
※内容によっては活動中に宮崎日日新聞への寄稿を求める場合があります。
〇作品寄贈(主催・協賛など4者へ作品寄贈をお願いします)
※寄贈は1者1作品、サイズは問いません。
※寄贈作品は各者で管理し、一般の方が閲覧できるよう展示する場合があります。

主催/宮崎日日新聞社 共催/宮崎県 協賛/文化コーポレーション、宮崎太陽銀行 後援/宮崎県教育委員会

お問い合わせ

みやざき総合美術展実行委員会 事務局

※主に表彰、副賞、無鑑査、記念講演会、芸術家支援プログラム等に関わること
宮崎日日新聞社 事業部
〒880-8570宮崎市高千穂通1丁目1-33 電話:0985-26-9303(平日9:00~17:00)

※主に各部門の内容や規格、使用素材、自由表現部門の企画書、展示方法、搬入・搬出、関連イベント(記念講演会を除く)等に関わること
宮崎県立美術館 学芸課
〒880-0031宮崎市船塚3丁目210番地 電話:0985-20-3792(9:30~18:00 休館日を除く)