宮崎日日新聞ニュース&スポーツ
過去の大会
第95回大会(2013年)

優勝:延岡学園

準優勝:聖心ウルスラ


第94回大会(2012年)

優勝:宮崎工業

準優勝:聖心ウルスラ


第93回大会(2011年)

優勝:日南学園

準優勝:延岡学園


第92回大会(2010年)

優勝:延岡学園

準優勝:宮崎第一


第91回大会(2009年)

優勝:都城商業

準優勝:宮崎商業


第90回大会(2008年)

優勝:宮崎商業

準優勝:日南学園


「ダッシュ日南学園」

投手陣控えも充実 日南学園戦力分析

2011年08月05日付
 大会初日6日の聖光学院(福島)戦に向け、日南学園は大阪で調整を続けている。初戦を前に、その戦力を紹介する。

■守備力

 エース左腕古市賢助は140キロ台前半の直球とスライダー、カーブ、フォーク、ツーシームを投げる。県大会は四死球21個を与えたが、走者を背負ってからの粘り強い投球が光った。

 抑えで登板し、16回無失点と大活躍した右腕村田陽春も直球に自信。制球力もいい。右の井手寛人、左の寺原寿隆と羽田貴陽もベンチ入りし、投手陣の層は厚い。捕手川口宗作のリードも堅実。

 失策は計5個。谷口周平と正岡弘基の二遊間、三塁木下省吾のフットワークもよく内野守備は安定している。


■攻撃力

 チーム打率0・260は出場49校中48位だが、各打者のスイングは鋭く数字以上に威圧感がある。県大会は26得点21打点。好機に勝負強さを発揮し、準決勝は代打長谷川直哉が決勝打を放つなど控え選手も力がある。

 先頭の木下はチーム2位の打率0・381。続く谷口と合わせて7盗塁をマークしており1、2番が機動力を交えて得点機をつくる。3番正岡は選球眼がいい。4番草清優真は県大会決勝は無安打だったが、甲子園練習で快音を響かせるなど調子は上向いている。

 5番山本樹は先発野手唯一の2年生。思い切りのいい打撃でチームトップの5割超の打率を残した。6番左翼に長打力のある武元久徳が入り、7番川口、8番東隆一郎、9番古市が初戦のオーダーになりそう。


■総合力

 県大会準々決勝は3度の満塁機をしのぎ、準決勝は延長十二回の熱闘を制した。決勝も逆転勝ちと、緊迫した状況で冷静にプレーできる精神的な強さがある。選手個々の能力は高く、投攻守のバランスはいい。打線が相手エースの鋭く落ちる変化球を見極め、守備で慌てずミスしないことが初戦突破の条件になる。

【写真】層が厚い投手陣。(前列左から)古市、村田、(後列左から)井手、羽田、寺原
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