「ダッシュ日南学園」
アルプスも頑張る 控え部員ら応援練習
2011年08月05日付

同日朝、同校体育館には野球部のほか、吹奏楽部や日南学園中の生徒、教職員約250人が集まった。全体練習は今回が最初で最後。生徒たちは甲子園の三塁側アルプススタンドを想定して整列し、メガホンを手に各選手のテーマ曲や得点場面での掛け声など最終確認した。
吹奏楽部には、3日に追加の応援曲の楽譜が届いたばかり。曲は全体練習で演奏できず、ぶっつけ本番で臨む。同部部長で3年の高谷夢香さん(17)は「焦りはあるが、野球部はもっと頑張っている。完璧な演奏を披露できるように、出発までに猛練習する」と気合を入れていた。
初戦の相手は東日本大震災で被災した福島県代表とあって、全国が注目する一戦。控え組の野球部員は「逆に注目される応援を」と盛り上げ役に徹する。同部2年の赤坂卓馬君(17)は「気持ちで負けては駄目。スタンドを一つにまとめられるように、精いっぱい大きな声を出したい」と意気込んだ。
【写真】本番と同じ陣形で応援の練習に臨んだ生徒たち=4日午前、日南市・日南学園高
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