全国高校野球選手権大会に出場する日南学園高野球部を応援しようと、同校の生徒や教職員ら約300人の応援団が5日夜、兵庫県西宮市の甲子園に向けて日南市を出発した。陸路で約17時間の強行軍となるが、生徒たちは「初戦突破を後押ししよう」と張り切っていた。

　同校体育館であった結団式では、生徒一人一人に野球部のユニホームと同じデザインの「日南学園」のロゴ入りTシャツを配布。藤原昭悟校長が「勝ちたい気持ちを前面に出して、悔いのないように精いっぱいの声で応援しよう」と呼び掛けた。

　応援部部長で3年の関屋小夏さん(18)は「全員で応援することが勝利につながる。アルプススタンドで一丸となれるように、みんなを引っ張っていきたい」と意気込んでいた。

　生徒らは大型バス計8台に分乗して同校を出発。応援団はバス内で一夜を明かし、6日午後1時すぎに甲子園に到着する予定。

【写真】甲子園に向けて大型バスに次々と乗り込む生徒たち＝5日午後、日南市・日南学園高