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宮崎県内でも部分月食 台風一過で鮮明に

2017年8月9日掲載

綾町で観測された部分月食。午前3時20分の最大食。満月の約4分の1に地球の影が映った=8日、綾町イオンの森展望台

 月の一部が欠けて見える「部分月食」が8日未明から明け方にかけ、県内でも観測された。宮崎市・宮崎科学技術館職員の中武奈津美さん(26)は「台風が去り、高気圧に覆われて雲が少なかったため、きれいに見えたのでは」と話している。

 月食は太陽と地球、月が一直線に並んだとき、地球の影が月に映り、欠けて見える現象。今回は午前2時22分に満月の下側に影がかかり始め、同3時20分ごろに「食の最大」を迎え、4分の1ほどが欠けた。影は次第に小さくなり、同4時18分に丸い形を取り戻した。

 県内で月食を観測できたのは昨年9月以来、約11カ月ぶり。来年1月31日には、月全体が隠れる「皆既月食」が起きる。