宝塚歌劇団雪組の娘役トップとしてステージに立つ咲妃みゆさん(左)=東京・日比谷の日生劇場
宝塚歌劇団の雪組の新しい娘役トップに決まった高鍋町出身の咲妃(さきひ)みゆさんが今月、東京・日比谷の日生劇場でお披露目公演を迎えている。舞台は19世紀末のフランスを描いた少女漫画の名作「伯爵令嬢」。男役トップスター早霧せいなさんの相手役を愛らしく演じ、ファンを魅了している。
咲妃さんは海難事故で記憶を失った少女コリンヌ役として、早霧さん演じる公爵家の子息アランとの愛の物語を表現する。約3時間の舞台はほぼ出ずっぱりでスポットライトを浴び、場面に応じたドレス姿で芝居や歌、ダンスを繰り広げる。
咲妃さんは「手元に漫画を全巻そろえて練習してきた。見どころ満載なのでたくさんのお客さんに楽しんでもらえるよう頑張りたい」と話している。伯爵令嬢は今月11日から31日まで上演。
咲妃さんは日向学院高(宮崎市)在学中の2008年、宝塚音楽学校(兵庫県)に入学。10年4月、初舞台を踏み、12年の新人公演で初ヒロインを務めた。今年9月、娘役トップに就いた。