都城市高崎町の上空で観測された日暈=8日午前11時50分
8日午前11時50分ごろ都城市高崎町で、太陽の周りに光の輪がかかる「日暈(ひがさ)」が観測された。撮影した同町・たちばな天文台長の蓑部樹生さん(73)は「今回ほどきれいな日暈は珍しい」としている。
日暈は、高層の上空に冷たい空気が流れ込んで氷の粒の薄い雲ができると、太陽の光が屈折して虹の輪のような暈(かさ)を生じる現象。
蓑部さんによると、同日午前11時すぎ、同町大牟田の上空に薄雲が広がり始めて日暈が発生し、同50分ごろ鮮明な形になったという。2~3カ月に1度、多い時で1カ月に4、5回見られる。今月は2、4、6日と1日おきに出現しているという。