386キロのクロマグロの水揚げを喜ぶ児玉保彦船長=25日朝、和歌山県那智勝浦町
川南町漁協所属のマグロはえ縄漁船「直喜丸」(児玉保彦船長、19トン)が25日、重さ386キロ、全長2.6メートルのクロマグロを、和歌山県那智勝浦町の勝浦地方卸売市場に水揚げした。はえ縄漁法による生鮮マグロ水揚げ量が国内有数の同市場で、今年最大という。
勝浦漁港から約470キロ離れた高知・室戸岬沖で22日午後4時ごろに釣り上げた。児玉船長(57)は「過去最高の大物でうれしい。魚を引き揚げるチェーンの根元が壊れ、苦労した」と話した。落札価格は1キロ当たり5690円の約220万円だった。
同漁協関係者も朗報を喜んでおり「前回の航海でも良いマグロを釣り上げている。今後も地元漁師の活躍に期待したい」と話していた。